
今回から「電気についてかんがえよう」というテーマで3回行われます。
今回はその1回目で
1 電気の基礎(直流と交流)~電気の基本を理解しよう!
2 電気が家庭に届くまで~送電について考えてみよう!
3 静電気とは~電気を体で感じよう!
について学びました。
電気が流れるってどういうこと?
電池にヒューズだけを取り付けてスイッチを押すと、あっというまにヒューズが赤くなって切れてしまいましたね。
もし、回路に抵抗がなければ、このように大電流が流れて回路が壊れてしまいます。これを短絡(ショート)といいます。
電気回路や電子回路を考えたり、配線する場合はこの点に十分気を付けましょう!

交流が直流に変わる様子をオシロスコープで確認しました。


整流ダイオードを通すと下半分が切れてしまいます。

整流ダイオードをブリッジに組むとこのようにすべての波形がプラス側になります。

全波整流回路にコンデンサを追加するとこのようにほぼ直流になります。

コンデンサの容量を大きくすると完全な直流になります。
これが交流を直流に変える原理です。
皆さんがパソコンの電源として利用しているACアダプターやスマホを充電するUSB電源アダプターになります。
送電線はなぜ交流なの?なぜ高電圧なの?

電柱のところまでは3本の電線(三相交流)で送られてきましたね。

静電気の実験
ポリエチレンと塩ビパイプをナイロンのタオルで摩擦するとマイナスとマイナスで反発し、クラゲが浮遊しているようになりました。
バンデグラフに蛍光灯を近づけると、バンデグラフから飛び出した電子が蛍光灯の中を通って光らせ、持っている手から電子が逃げていくことがわかります。