水ロケットを飛ばそう
・水ロケット試技
日時:7月5日(土)9時~
会場:静岡県立浜松湖北高等学校グラウンド

7月5日(土)午前9時から、浜松湖北高校グラウンドで、浜松湖北高校の先生・生徒の皆さんの多大な御協力の下、水ロケットの試射が行われました。
東海地方も梅雨が明け、夏本番を迎えました。熱中症対策に気を配りながら、7月26日の水ロケット競技大会と同じ条件で、最高の成績を出すべく、みんな条件を変えて試射に挑戦です。

開会式が行われ、物理講座で水ロケットの製作を担当してきた講師から、諸注意、そして試技を行うねらいについてお話がありました。
水ロケットは、物理講座の中では、各自1機ずつの製作でしたが、みんな自宅で工夫を重ね、複数機持参です。3~4機作ってきた人もいますね。
1 飛距離競技
最初に飛距離競技です。スタート位置から東側に向けて一斉に発射します。条件をそろえるため、空気圧は500kN/m2にして、あとは各自の工夫です。おもりの重さ、水の量、発射角度、フィンの数や形、そして機体の長さ。風向きや風の強さは、ヘリウム風船を使った吹き流しで確認します。講師の合図の下、水ロケットをセットし、同時に空気圧をかけ、安全を確認して一斉に発射しました。小学生には空気入れを押すのが大変です、保護者の方に協力して頂きました。
20名が参加、5人ずつの4グループに分かれて試射の開始です。


飛距離競技は条件を変えて、各3回試射しました。全体の平均は63.07m、ベスト5は、①83.60m、②81.07m、③78.75m、④77.40m、⑤74.35mでした。3回の個人平均値のベスト3は、①80.50m、②73.83m、③70.50mでした。結構飛びましたね。全体的に1回目で上位の成績が出ました。風向きが向かい風になったり、強くなるなど安定しなかったため、2回目・3回目は思ったほど記録は伸びませんでしたが、7月26日の競技大会に向けて、水の量や角度など条件を変えてデータが取れたのではないかと思います。
2 定点競技
50mライン上にコーンを並べ、各自の正面にあるコーンを狙って試射します。できるだけコーンの近くに落とし、コーンからの距離を競います。




飛距離競技と異なり、遠くに飛ばすのではなく、狙った場所に正確に飛ばす技術が必要です。みんな、今度は角度を高くしたり、逆にすごく低い角度で挑戦したり、いろいろです。風の影響も大きい日だったので、角度を低くしたのは風の影響を受けないためのようでした。定点競技も、ひとり3回ずつ試射しました。全体の平均は10.70m、ベスト5は、①1.24m、②1.40m、③2.10m、④2.46m、⑤2.76mでした。また、3回の個人平均のベスト3は、①3.46m、②5.29m、③5.93mでした。さあ、必要なデータはとれたでしょうか。試技の回数が1人3回ずつなのでたくさんのデータは取れませんが、ほかの人のデータも参考にするとベストコンディションが見えてくるでしょうか。
3 水ロケット発射の様子
水ロケット試射の様子を短い動画クリップや静止画で撮影しました。ご覧ください。


7月26日はいよいよ競技大会、考えて工夫して、また考えて工夫して、このプロセスがドキドキ、ワクワクですね。