力について考えよう(その2)
てこの原理、仕事、パスカルの原理
こんなことを学びました

<慣性の法則>

前回の講座で、慣性の法則について学びました。外からの力が加わらない限り、静止している物体は静止し続けようとし、運動してる物体は、運動し続けようとします。達磨落としやテーブルクロス引きを試しましたね。

慣性の法則によって、回転している物体には回転軸を保とうとするジャイロ効果が働きます。地球ゴマや自転車の車輪を使って確認しました。回転している地球ゴマを手にもって傾けようとすると力を感じました。自転車の車輪を回転させると、輪軸を支えている一方のひもを切っても車輪はそのまま回転し続けました。

1 てこの原理

アルキメデスは「私に支点を与えよ。そうすれば地球を動かしてみせよう。」と言ったそうです。「てこの原理」は、物理の原理のひとつ。「小さな力で大きな力を生み出すことができる原理」です。

不思議なことにひもを引っ張ると引っ張った方向に糸車が巻かれて移動します。なぜかな....

2 滑車と仕事

物理では力×距離を仕事といいます。滑車を使って仕事について考えてみました。

滑車もてこの原理の応用です。動滑車を使うと力は半分ですみますが、距離がふえるので仕事は同じだということがわかります。

3 パスカルの原理

パスカルは、容器の中の液体に力を加えると、容器の内側の壁全体に同じように圧力が伝わることを見つけました。これがパスカルの原理です。パスカルの原理は、ショベルカーやブルドーザーなど大きな力が必要な場面で使われています。

注射器でパスカルの原理を体験してみました。

たまごにのってみよう!!

最後にたまごのりに挑戦。落とせば簡単に割れてしまうたまご。1つ1つのたまごが耐えられる力には限りがありますが、たくさん集めて、均等に力がかかるようにすると、おとなでものることができます。みんな恐る恐るチャレンジ。