Ⅱ 身体は、何でできているのだろう?
1 タンパク質、脂質、ミネラル
1 タンパク質について
2 脂質について
3 ミネラルについて
タンパク質の材料はアミノ酸


タンパク質はアミノ酸がたくさんペプチド結合してできています。アミノ酸の構造を分子模型を作って確認しました。炭素原子にアミノ基、カルボキシ基、水素とアミノ酸の種類を決める側鎖をつなげましたが、同じものを使っているのに立体構造では2種類あることがわかりました。
気体の正体は?

カタラーゼの作用を確かめるために生のレバーと過熱したレバーに過酸化水素水を入れる実験をしました。生のレバーを入れた試験管から発生した気体を確かめるために火をつけた線香を入れると…
カタラーゼは526個のアミノ酸が結合したものが4つ組み合わさって働いています。
豆乳でつくろう

豆乳ににがりやレモン汁を入れてタンパク質の変性を確かめました。固まった豆乳を食べてみると食感が違いましたね。お店で売られている豆腐、絶妙なバランスでおいしくつくられているのですね。
溶ける温度は同じかな?



牛の脂、豚の脂、鶏の脂、それぞれの脂肪酸の種類や割合が異なります。試験管に入れた3種類の脂がどの温度で溶けるか実験しました。体温近くで溶けてしまう脂ともっと高温でないと溶けない脂、冷めてもおいしいお肉はどれだろう。温度を均一にするには実験方法を改善する必要があるね。
せっけんを作ろう!

ココナッツオイルとオルトケイ酸ナトリウムを使ってケン化反応の実験をしました。反応を進めるために温めながら一生懸命ペットボトルを振りましたね。せっけんになるまで熟成を待ちましょう。水と油が分離すること、親水基と疎水基があることから説明できるかな。
カルシウムが溶けちゃうと…

卵の殻も骨もカルシウムを使っています。酢に浸してカルシウムを溶かすとタンパク質が残り違った姿を見せます。裸にした卵を水に浸しておくと大きく膨らみましたが、理由を説明できるかな。