力について考えよう(その4)
1 作用・反作用の法則
2 ロケットの原理
3 風船ロケットの製作

1 作用反作用の法則

 2人がスケートボードに乗っています。一人が他方の人の背中を押しました。どうなるでしょうか?左の如く、押された人は押された方向へ動いていきます。そして押した人は押した向きとは逆方向へ動いていきます。
 これが、作用・反作用の法則となります。2つの物体間で、一方が力(作用の力という)を加えると、力を加えた物は逆方向の力(反作用の力という)を他方から受けることになるのです。  参加者は、「なるほど」とうなずいていました。

2 ロケットの原理とは

 ジェット風船を飛ばしてみました。
 ジェット風船はなぜ飛ぶのでしょう?それは、風船を膨らませる際に入れられた空気が風船の外 飛び出す(作用の力)際、飛び出す方向とは逆向きに風船が空気から力(反作用の力)を受けるため、飛んでいくのです。
 正しく「作用・反作用の法則」に則っています。
 7月1日に打ち上げられたH3ロケットのように、全長60m以上、重量500t以上もあるロ ケットが宇宙に飛んで行く原理も、全く同じです。

3 ロケット風船を飛ばしてみよう!!

テキスト ボックス: 動画3
 次回からの「水ロケットを飛ばしてみよう」につなげるため、風船ロケットを使って「どのようにしたら、安定して遠くへ飛ばせるか」を、考えました。風船ロケットに「おもりを付ける」や「フィンを付ける」、「フィンを曲げてみる(ジャイロ効果の確認)」などの工夫をしてみました。
 次回からは、水ロケットの製作、試射、そして競技大会となっていきます。今回取り組んだ風船ロケットの「安定して遠くへの飛ばす」方法を参考として、水ロケットの製作をしていきます。
 水ロケットの製作や競技大会には、多くの子どもたちが興味をもっており、楽しい時間になりそうです。